2015年、UNDEFEATED 横浜店のグランドオープンのタイミングで、店舗スタッフとして入社しました。いくつかの店舗で接客業務を学んだ後、店長として店舗のマネジメントに携わりました。
「会社をこうしたい」「 ブランドをこうしたい」という意識は常にありました。店舗から本社勤務になり、スーパーバイザー、シニアスーパーバイザーを経て関東エリアマネージャーへと昇進できたのも、この意識が強かったからだと思います。研修で学び、現場で経験を積み、それが成果に繋がるたびに、新しいチャンスや権限が与えられました。一つずつ自由を手にすることが、仕事のやりがいそのものでもありました。
UNDEFEATED 事業部は、全国に18店舗のUNDEFEATED店舗を有し、ECショップと合わせて、年間売上は数十億円規模にまで成長しました。事業部を支えているのは店舗スタッフだけでなく、商品部チーム、物流チーム、PRチームやクリエイティブチームと多岐にわたります。事業部責任者に就任することで、これまで以上に大きな裁量と大きな責任の両方を享受する覚悟が必要でした。しかし、いずれは事業責任者にという思いで入社後から業務に励んでいたので、迷いや戸惑いはありませんでした。店舗スタッフだったころから経営陣に叩き上げられてきたので、精神的な強さは社内でもトップクラスだという自負もあります。経営陣との間には、これまで積み上げてきた信頼もあり、頼れる仲間も多いので、比較的穏やかな気持ちで業務に携われていると思います。
これまで施策を考えるのも、担当者に仕事を振るのも、自分1人で抱え込んでしまうことが少なからずありました。あるとき、ふと視線を上げて周りを見回してみると、店舗統括マネージャーの齋藤さん、EC担当の吉田さん、ECスーパーバイザーの井上さん、商品担当の久岡さん、PR担当の新酒さんに、販促担当の佐野さん。同じ世代でこんなにも心強いメンバーが身近にいることを、改めて認識しました。迷ったときは相談して、困ったときは頼ればいい。自分の役割は、全体を俯瞰し方向性を見出す中で、仲間同士を繋げて成果を上げること。そう考えるようになり、仕事との向き合い方も変わりました。
スタージョイナスは研修制度が充実しており、経営陣はもちろんのこと、現場スタッフまで、意思決定やコミュニケーションの技術が確立されています。競合他社と比較しても、高い精度で個人間の意思疎通ができている自負があります。そして、みんな素直で優しいという人的資本が、この技術力をより高次元なものにしています。トップダウン、ボトムアップの縦軸の情報流通がスムーズで、事業部を超えて横断的に業務を展開できるのも、人間性と技術力という、他では変えがたい資産の賜物です。
コロナ禍でインバウンド需要が大幅に減ったことで、改めて国内のファッションやスニーカーを愛するファンたちに向けた戦略に転換しました。毎月、日本人の新規顧客にアプローチするためのコミットメントをつくり、KPIを決めて進捗を管理しています。
例えばインスタグラムではコーディネート写真を定期的にアップするのはもちろん、インスタライブで商品紹介したり、アプリ登録を促進するためのキャンペーンを実施するなどして、お客様との接点を増やす施策に力を入れました。ダイレクトメールをいただいた場合は、個別に対応しています。このおかげもあってか、2年前にはピタリとも動かなかったアイテムが、予想を上回るほどのペースで売れたこともありました。このケースは、新しい客層にアプローチできていることの証にもなりました。
コロナ禍の一連のプロジェクトにおいて、新しく発足したチームの迅速な対応とその成果物は、親会社であるTSIホールディングス内でも高く評価してもらえました。これからも、新しい旋風を巻き起こしていきたいと考えています。
スタージョイナスにはSJ スタージョイナスで活躍しているは、トライすることに前向きな人や、問題解決意識の高い人、失敗を次の成功の布石と捉え、また挑戦できる人です。前例があるかないかは関係ありません。何かトラブルがあれば、上司や仲間もフォローしてくれます。
これまで私の先輩や上司は、私の提案の多く承認し、チャンスや権限を与えてくれました。先輩たちが自分にしてくれたように、私も同僚や後輩、新しく入社してくるスタッフたちに対して、やりたいことを尊重し、それが実現できる場所を作ってあげたいと考えています。